AIRE通信Vol.40

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり、有難うございます。梅の開花が伝えられ、間もなく待ちに待った本格的な春の到来です。いつもAIREを支えてくださっている皆様には、お元気で御過ごしの事と存じます。

待ちに待ったと言えば、新型コロナウイルス感染症拡大防止集中取組対策もようやく解除となり、日常を取り戻しつつあります。

楽観的かも知れませんが、気温の上昇とワクチン普及という、2つの要素によって、収束に向かうのではないかと思っています。この一年間辛い思いをされた方々にとっても、明るい希望が見えて来ることを切に願います。

新しい年度を目前に控え、入学や就職など、新たな生活に期待と不安を抱きながら、準備を進められている方も多い事と思います。皆様にとって素晴らしい出会いがある事を祈念致します。

新年度に向け、各社より新商品の投入もございます。安心のご案内に、より一層注力して参りますので、今月も宜しくお願い致します!

今月のTOPIC

「先進医療」基礎知識

先進医療については、平成16年12月に患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を広げ、利便性を向上するといった観点から、保険診療との併用が認められました。厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養で、保険給付の対象にすべきか否かについて、評価を行う療養の一つです。言い換えれば、データを取るための療養です。

直近の技術としては・・・

●高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術●陽子線治療●神経変性疾患の遺伝子診断●重粒子線治療●家族性アルツハイマー病の遺伝子診断●腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術等、令和3年2月1日現在、81種類の技術が定められています。

これらは、全額自己負担となり高額の医療費が掛かることが、良く知られています。先進医療は、一般的な保険診療を受ける中で、患者が希望し、医師がその必要性と合理性を認めた場合に行われることになります。

先進医療の受診の課題は、患者が希望しなければならないこと・定められた技術は限られた施設にしかないことです。従って、通常は診療ガイドラインに従って、保険適用の標準治療が行われます。納得した治療を受けるためには、セカンドオピニオン等のアドバイスが必要ですね。