AIRE通信Vol.60

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり有難うございます!この間まで、不快なまでの暑さに悩まされていたと思っていましたら、一気に冬の足音が聞こえて参りました。AIREを支えて頂いている皆様に於かれましては、如何お過ごしでしょうか?

お陰様で、このAIRE通信もVol.60となります。毎月発行しておりますので、ちょうど5年が経過しました。時の経つのは早いものですね。

さて、世間では為替やウクライナの情勢も影響して、物価が上昇していると言われています。報道等を見ましても、これらの話題が毎日のように騒がれています。為替はこちらでも何度か触れましたが、色々な見解があり誰も確信が持てないところでしょう。

そんな中、最近では隣国、中国指導部の権力闘争や北朝鮮の度重なるミサイル発射等、不穏な情報も報じられております。日本は平和ボケしていると言われることも多いですが、改めてリスク管理の大切さを感じているところです。

新しい商品や制度の情報も満載です。今月も宜しくお願い申し上げます!

今月のTOPIC

「肝臓病」の進行について

日々の生活も多くの方が飽食と運動不足になっていると言われます。また、時節柄アルコールを摂取する機会が増えてきます。仕事上、多くの方が肝機能障害を指摘されている事を目にする現状から、「肝臓病」の悪化の過程をまとめてみます。肝

「肝臓病」の取り掛かりの疾患が慢性肝炎です。慢性肝炎は6カ月以上、肝炎が継続する状態を言います。主な原因は肝炎ウイルスによる感染症、アルコール性、脂肪肝などです。肝臓の炎症は肝細胞を破壊しますが、破壊されるとGOTやGPTという酵素が細胞外に出て、血液に吸収され採血で高値を示します。慢性肝炎は充分に治療可能で、ウイルス性のものは除去することが可能です。ところが生活習慣で、なかなか治療に結びつかないのは、アルコール性肝炎や脂肪肝です。

慢性肝炎を放っておくと・・・

①「肝硬変」に進行する危険があります。破壊された肝臓に線維化という現象が起こり、肝臓が固くなり、肝機能が著しく低下し、肝不全になることもあります。また、肝臓に入るはずの静脈血が入れないことから、静脈瘤を形成し、破裂すれば大出血を起こしたり、有害なアンモニアの分解が不能となり、高アンモニア血症になり意識障害をきたすこともあります。

②さらに進行すると、「肝細胞がん」になる場合があります。これらは、自覚症状に乏しく、定期的に検査を実施していく必要があります。

肝臓は解毒したり、胆汁を作ったりする重要な臓器です。アルコール性や脂肪肝は予防出来るものです。また、ウイルス性でも除去する治療法が開発されています。慢性肝炎を進行させないことが大切です。