AIRE通信Vol.82

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり有難うございます!観測史上最高の暑い夏もようやく終わりを告げて、朝夕は少しずつ秋の気配を感じる今日この頃ですが、いつもAIREをお引き立て頂いている皆様に於かれましては、如何お過ごしでしょうか?

まだまだ油断は出来ませんが、幸いなことに、史上最強規模と言われた台風10号も広島には大きな影響を及ぼす事もありませんでした。残念ながら、県外では被害が発生しておりますが、保険料率にまで影響を及ぼすほどの被害ではないように思います。この先も大きな被害が無い事を願います。

ところで、甲子園ではお隣の県、島根県の大社高校の大活躍が広島でも盛り上がりました。県立高校で、お金を掛けなくても強豪校と渡り合う姿が感動的だったのでしょうか?現在好調の我らがカープも、今でこそ金欠球団と言われる事は無くなりましたが、過去の金持球団に抗っていた頃を思い出しました。

さて、来月は保険料改定も予定されております。それに便乗して見直し機運の高まる場面もあろうかと思いますが、目先に左右されることなく、質の高い提案を心掛けて参ります!

今月のTOPIC

「不整脈」基礎知識

心臓は一生を終えるまで動き続けます。心房から電気信号が発せられ、心室に伝えられますが、通常の規則正しいリズムを刻む脈拍が崩れたものを「不整脈」と言います。

●洞性頻脈・徐脈・・・リズムは保たれていますが、脈拍数が多い(100拍/分以上)あるいは少ない(50拍/分以下)ものです。多いと心臓の疲弊やポンプ機能が働かなくなります。逆に少ないと十分な血液を全身に送れず、意識を失うこともあります。

●洞性不整脈・・・間隔が不規則なものです。動悸を感じる方もいます。

●心房性・心室性期外収縮・・・リズムは保つものの、時々勝手に収縮するものです。動悸や2連発・3連発と連発があると治療が必要です。

●心房細動・・・心房が電気信号を数多く発し、心室が乱れて収縮します。心臓内に血栓が出来やすくなり、それが脳に飛んで脳梗塞をきたす危険があります。

●心室細動・・・心室が震えている状態で、ポンプの役目を果たせません。心臓マッサージや電気ショックで正常な動きに戻す必要があります。

●WPW症候群・・・余計な電気回路が存在し、頻脈性の不整脈が生じます。カテーテルで余計な回路を焼灼すれば治ります。

●プルガタ症候群・・・普段は正常ですが、当然心室細動を起こして心停止をきたします。疑いを発見されたら専門医の受診が必要です。

●心室ブロック・・・電気信号が伝わらないものです。ペースメーカーを装着するなどの治療が必要です。

血液を送る重要な臓器だけに、定期的な検査が必要ですね!