~安心の先へ、もっと役立つ~
いつもお世話になり有難うございます!いつの間にか今年も師走に突入です。あっという間の一年ですが、いつもAIREを支えて頂いている皆様にとってはどの様な一年でしたでしょうか?
2024年は、石川・能登で震度7と言う大きな地震が元旦から発生しました。翌日には、羽田空港で旅客機と海上保安庁機が衝突炎上とあまり明るくないスタートとなりました。政治面では、自民党総裁選挙の後に、衆議院選挙が行われ、与党の過半数割れと言う結果となりました。アメリカでは、トランプ前大統領が選挙に勝利しました。海外での紛争は収まる気配がありません。
振り返りますと結構な動きのあった一年の様な気がします。私達の関連でも、投資の機運やお客様の金融リテラシーの高まりを感じた年でした。また、17年ぶりの利上げも実施されました。
2025年は、巳年。ヘビは商売の神様とも言われています。由来はギリシャ神話のようですが、来年はどうか様々な懸念が払拭され、皆様にとって幸多き一年になることを祈念致します!
今年も大変お世話になりました!!
今月のTOPIC
「介護」の現状
年末・年始は家族が顔を合わせる機会が増えます。楽しい時間ではありますが、日本の介護の現状は圧倒的に家族介護に依るところが大きいのが現状です。たまには、家族でこの問題にも目を向けてみましょう。
やや古く2014年のデータですが、主な介護者の属性は、事業者は15%程度で、約75%程度が同居・別居の家族です。また、70歳以上の高齢者が介護を担っている割合も40%を超え、「老老介護」「認認介護」「親子介護」など家族介護の問題は年々深刻化してきているにも拘わらず、家族の窮状を訴えることに抵抗もあり、あまり表立って来ることは少ないとも言われています。
完全失業者のうち、離職理由が「介護」と答えている人の割合は年々増加してきており、現在は10万人程度とも言われています。「介護」は育児とは違い、突発的に発生し、終わりが見えません。「親子介護」では働き盛りの介護者が多く、仕事との両立が困難になっているようです。
身体的・精神的健康面に目を向けますと、半数以上の介護者が体調に変調をきたしていることが分かりました。そして、介護時間が5時間以上になると、多くの介護者に精神的変調が見られ、それらを起因とする虐待の事例も見られています。身体的・精神的負担に加え、経済的負担が加わると「介護貧困」の問題が発生してきます。事業者を利用しない理由には、要介護者の消極的態度もありますが、費用負担も大きな理由に挙げられています。目を背ける事の出来ない課題ですね!