AIRE通信Vol.86

~安心の先へ、もっと役立つ~

明けましておめでとうございます!私達に関わる皆様が、穏やかな新年を迎えられた事と思います。今年一年が皆様にとりまして充実した素晴らしい一年となることを祈念申し上げます。

さて2025年は巳年です。「復活と再生の象徴」というヘビのイメージから「新しい事が始まる年」と言われているようです。ヘビは「弁財天」の使者と言われ、金運開運・商売繁盛のご利益をもたらすとされています。また、ローマ神話やギリシャ神話に登場する商業の神が持つ杖にヘビが巻付いていたと言われ非常に縁起の良い生き物です。

一方で私たちを取り巻く環境は不透明さを増しているとも言われています。今後の世界情勢にも様々な懸念が報道されています。経済環境も為替の動向や金利政策にも注目が集まるところです。

この様な情勢ですが、私達AIREでは皆様のお役に立つべく様々な情報をタイムリーにお届けして参ります。2025年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!!

今月のTOPIC

「脳卒中」の基礎知識

寒い時期になると「脳卒中」が増加することが分かっています。気温が下がると血管が収縮し、血圧が上がることも一因ではないかと言われています。「脳卒中」は当然発症し、意識を失い倒れるイメージを持たれている方も多いですが、意識が有りながら症状が出るケースや前兆があることも多い病気です。

①物を掴もうとしても上手く掴めない②箸が上手く使えない③言葉が出ない④上手く立てない⑤物が二重に見える⑥視野の半分が欠ける等の症状が出たら、迷わず救急車です。また、一過性脳虚血発作も「脳卒中」の前触れですが、すぐに症状が改善されるため放置されることもあり、非常に危険です。また、誤った常識として「脳卒中」は寝たきりと長期のリハビリのイメージがありますが、近年の医療技術の進化は凄まじく、2005年に認可されたt-PAと言う薬は、血栓を溶かし血流を再開させ、脳の神経細胞に血液を行き渡らせます。更にカテーテルによる血栓回収療法も医療現場で効果を発揮しています。

しかしながら、これらの最新の治療も時間との戦いです。脳細胞が壊死する前に治療を開始する必要があります。発症から遅くとも3時間以内には医療機関に到着したいと言われています。

血圧・血糖値・コレステロール・タバコ・飲酒・肥満・運動不足等の危険因子を減らすことで、予防効果は上がりますが絶対ではありません。繰り返しになりますが、時間との戦いですので、おかしいと思ったら迷わず救急車です!!