AIRE通信Vol.79

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり有難うございます。日々不快指数は高まってきました。いよいよ入梅の時期となり、台風の発生も伝わってきますが、AIREを支えて頂いている皆様には、如何お過ごしでしょうか?

この夏も長期予報では、高温多雨との予報の様です。高温になって海水温が高まれば、台風の勢力も強くなり各地で経験した事のないような災害を引き起こします。今年も梅雨末期の豪雨に気を付けていきたいものです。

さて、我々の生活では6月から定額減税がスタートします。報道などを見る限り、あまり好意的に受け入れられている様には見えませんが、住民税の特別徴収が無かったり、源泉徴収にて引かれる税金が少なかったりと減税を実感できるのではないでしょうか?

何れにしても、目の前だけの対策では解決とはなりません。私達AIREでも短期的なお話だけでなく、中長期で喜んで頂ける対策やあってはならない万一にしっかり備えるご案内が、本当の意味で必要になっていると感じるこの頃です。今月もどうぞ宜しくお願い致します!

今月のTOPIC

血液の「悪性腫瘍」

血液の悪性腫瘍と聞くと真っ先に「白血病」を思い浮かべると思います。他によく聞かれる腫瘍では「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」などがあります。

血液系の「悪性腫瘍」は骨の中に血液を作る組織が腫瘍化してしまう病気です。血液を作る臓器ですので、血液成分の何を作る組織が腫瘍化してしまうかで病名が異なります。2019年のデータですが、5年生存率は「白血病」44.0%、「悪性リンパ腫」67.5%と他の臓器の悪性腫瘍より予後は悪いものとなっており、厄介な腫瘍です。

初期症状は極めて少なく、疲れ易さや出血傾向・体重減少などで受診して発見されるケースや健康診断の異常値で発見される場合もあります。たまたま他の症状で受診して、MRIやCTにて腫瘤が認められるケースもあります。

診断確定は、骨髄検査にて行います。また、脊椎やその他の骨に腫瘤がある場合、その腫瘤の一部を摘出して、病理学的に診断することもあります。

治療の基本は化学療法です。「白血病」なら骨髄移植をする場合があったり、放射線治療を施す場合もあります。治療については、日進月歩で進化しており、治療効果は目覚ましく向上しているようです。