AIRE通信Vol.75

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり有難うございます。年が明けたと思ったら、もう2月になりました。年々月日の経過が早く感じられます。災害や事故に見舞われた年明けでしたが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか?

長期予報では、暖冬との事でしたが、やはり冬は寒いですね。また、この寒さが被災地の復興に悪影響を及ぼさないことを願うばかりです。

災害が発生し、改めて思うことは日々の備えの大切さと、災難はいつ・どこで発生するか分からないという事です。現に能登地方は、地震ハザードマップでは必ずしも危険な地域とは指定されていませんでした。その影響もあり、地震保険の加入率は高い地域ではありませんでした。

私たちAIREでも、お客様との接点の中で、何か起こった時に本当にお役に立てる提案を再徹底して参ります。「安かろう、悪かろう」の風潮を感じる業界ですが、その流れに抗って参ります。今月もどうぞ宜しくお願い申し上げます!!

今月のTOPIC

「がん治療」選択肢

がんは全死亡の約1/4を占める重大な疾患です。昭和の時代は、がん宣告は死を意味するほどの意味を持っており、本人告知はされないケースがほとんどでした。しかしながら、現在は克服できる疾患となりました。期間や費用は掛かるものの医学の発達により、選択肢は格段に増えています。

がんの克服には、早期発見・早期治療が原則ですので、定期的な受診は勿論ですが、万一進行がんが見つかった場合でも、手術方法の進歩や化学療法の開発、放射線治療の開発で生存率は目覚ましく上がっています。

①日本では健康保険で認められた治療(標準治療)がしっかりと確立していますので、まずは保険診療内で治療を行うことが原則となります。

②しかしながら、現在の治療法よりも効果のありそうな開発途上の治療法もありますが、健康保険適応となっていなければ、自費診療です。自費診療を行うと健康保険適応治療も自費となってしまします。

③この混合診療を例外的に認めてくれるものが先進医療、患者申出治療、評価医療、選定医療です。これらはまだ安全性や効果が確立されていませんが、保険診療では効果が望めなかったり、より効果が得られると予想出来れば、主治医と相談の上、選択することも手段として有り得ます。

健康保険適応以外の治療を選択すると高額な費用が掛かる場合もありますが、強い効果が得られた症例もあり、十分な検討が必要です。