AIRE通信Vol.54

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり有難うございます。新年度がバタバタとスタートしたのも束の間、ゴールデンウィークを迎え、気候も一気に夏の様相です。皆様に於かれましては、お元気で御過ごしでしょうか?

今年45回目を迎えるひろしまフラワーフェスティバルは昨年同様、規模を縮小して行われるようです。何はともあれ、開催出来ることにより準備してこられた方々の苦労も報われることと思います。

未だに新型コロナウイルスは、感染者が高止まりした状況ですが、何をもって収束とするか専門家の間でも意見が分かれているようです。海外のイベント映像を見ますと、マスク姿の方が少ないように見えます。

これから本格的な高温多湿の気候が訪れます。マスク着用のリスクについても語られており、屋外では着用する必要が無いと言われる専門家も居られ、全体に理解が進む情報発信をお願いしたいところです。

私達AIREも、暑さに負けず・コロナに負けず、元気に活動して参ります。どうぞ宜しくお願い致します!

今月のTOPIC

「米国経済」の影響

ご承知の通り、米国経済は日本に大きな影響を及ぼしています。現在のグローバル化されたご時世で、自国の事しか関心が無いと、思わぬ不利益を被ることも危惧されます。最近は、海外の情報の取得も容易になって来ており、見方が偏らないためにも、外国から発せられる情報にも目を通したいものです。

今年の米国経済の重要なテーマは、インフレ(価格上昇)がどの程度加速するのか、どのペースで金融緩和の修正が進むかではないでしょうか?インフレが加速すると、長期金利は上昇します。短期資金は、中央銀行が景気過熱抑制のため、政策金利を引き上げます。それに伴い、市中金利も上昇します。

米国の景気上昇及びインフレによって、米国の長短金利が上昇し、経済低迷中の日本の金利が上昇しなければ、日米金利差は拡大します。これが非常に強いドル高・円安の要因になります。結果として、日本でもインフレが加速していきます。輸入インフレです。米国の価格が上昇していることに加えて、円安が加速すれば、為替要因も加わり価格が更に上昇していきます。

インフレが加速すると、今までの考え方で言えば、金利を引き上げてインフレを防ごうとしますが、日銀は異次元緩和を継続中です。また、日銀は日本最大の株主であり、膨大な長期国債を保有しています。これは、債務超過に陥るリスクもあり、世界でも類を見ない現象です。良し悪しは別として、世界のマーケットに関心を持って、リスク分散も大切な考え方だと思います。