AIRE通信Vol.57

~安心の先へ、もっと役立つ~

連日の猛暑日、酷暑と呼ぶに相応しい毎日ですが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?いつもAIREをお引き立て頂き有難うございます。

高校野球も各地の予選を終え、甲子園大会も開幕を迎え、蝉の声も響き渡り、まさしく夏本番といった雰囲気が高まる中、未だにコロナ変異株が蔓延り、なかなか終息が見えない苛立ちを感じる今日この頃です。

さて、そんな中で我々の業界の最近の大きな話題と言えば、急激な為替変動です。通常、保険は安心の備えと言う観点からは、あまり影響がないように見えますが、万一と長生きの備えが必要で、長生きの備えとして資産形成商品の販売も行っています。これらの中には、異次元緩和の日本の通貨だけでなく、金利の高い外貨を使ったものがあり、ここに少し影響が出ています。

しかしながら、ドルコスト平均法を活用した商品が殆どであり、長い目で見れば今すぐに対策が必要なものではありません。この辺りの不安も解消すべく、より一層丁寧に御案内して参ります。今月もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

今月のTOPIC

夏は「脳梗塞」にご用心

夏の病気ですぐに思い付くのは、熱中症や夏風邪、夏バテなどが挙がります。さらにあまり知られていませんが、「脳梗塞」も夏の病気に含まれます。国立循環器センターによると、夏に最も多く発症することが明らかとなっています。

「脳梗塞」が夏に多くなる理由の一つに、大量の汗をかくため、身体が脱水状態になりやすく、血液中の水分が不足して粘度を増し、血栓が出来やすくなるのです。加えて、心臓が不規則に拍動する心房細動や首の左右にある頸動脈の動脈硬化によって起こる、頸動脈狭窄が加わると血栓が出来る確率は更に高まります。そして、この事態は戸外だけでなく、エアコンの効いた室内でも起こります。なぜなら、エアコンは湿度を下げて空気を乾燥させるため、たとえ日差しを避けていても、体内から水分が出ていきやすいと言われています。

もう一つ厄介な点は、「脳梗塞」の初期症状と熱中症の症状はよく似ているため、処置が遅れてしまうことがあります。夏に起こる急激なめまいや頭痛、吐き気、冷や汗、倦怠感などの症状は、「脳梗塞」も疑う必要があります。そして、前触れとして一過性脳虚血発作を見逃さないことも大切です。

・体が痺れたり、手や足に力が入らない

・呂律が回らない、言葉や人の名前が出てこない

・視野に異変が生じる

・平衡感覚が狂う

数分で症状が消えることもありますが、一刻も早く検査が必要です。

また、早朝や午前中に発症が多いため、就寝前と起床後の水分補給が予防の基本となります。