AIRE通信Vol.67

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり有難うございます。広島では、無事にG7も終わり、街に平静を取り戻していますが、皆様に於かれましては、如何お過ごしでしょうか?急激に蒸し暑くなり、体調の維持にご苦労されている方も多いのではないでしょうか?

また、黄砂の影響なのか酷い咳に悩まされている方も多いように思います。コロナ渦でマスクをする生活に慣れていた方がマスクを外すことによって、外気に含まれる物質に過敏に反応しているのでしょうか?

さて、世界の主要国マーケットも日本を除けば、金利が上昇してきており、円安が続いております。日銀総裁の交代で少しは変化があるかと思いましたが、なかなか変化しておりません。今は、資産を日本円だけで保有することがリスクとなってきています。

我々AIREでも資産形成のお役に立てるよう、バランスの取れたご案内に注力していきたいと思います。資産形成に向けた新商品がどんどん投入されています。今月も丁寧な活動を心掛けて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!!

今月のTOPIC

「腫瘍」の分類について

「腫瘍」はいろいろな臓器に出来て、良い「腫瘍」もあれば、悪い「腫瘍」もあります。しかしながら、「腫瘍」のリスク判断には、良性腫瘍・悪性腫瘍だけでは判断が付きません。

たとえば、肺がんの場合でも半年で命を落とされる方もいれば、5年以上元気にされている方もいます。実は、同じがんでも種類によって予後は大きく変わってきます。腺がん・扁平上皮がん・大細胞がん・小細胞がんに分けられます。どの種類に罹患するかで予後は大きく変わりますので、病理所見なく単純に肺がんでは比較できません。

病理所見が大切なのは予後だけではありません。同じ臓器のがんでも病理組織によって治療法が異なり、病理所見が違えば別物と考えた方が良いほどです。現在の分類では、遺伝子情報も大切で、顕微鏡の所見だけでは遺伝子情報は得られません。遺伝子の解析による分類が出来れば有効な治療法に近づくのです。

例えば、ニボルマブ(オプチーボ)は現在肺がんに使用されていますが、これも効果を示す遺伝系がありますので、肺がんならすべてに効果があるわけではなく、逆に遺伝子系列が一緒であれば、肺がん以外のがんにも効果がある可能性があり、遺伝子の解析は大切です。

今後は、遺伝情報によって「腫瘍」の分類が行われ、これによって飛躍的に治療法が進歩する可能性も秘めています。将来的には臓器別・組織所見による分類よりも遺伝情報のみの分類になる時代が来るかもしれません。