AIRE通信Vol.68

~安心の先へ、もっと役立つ~

いつもお世話になり有難うございます。梅雨の真っ只中、毎日がジメジメと蒸し暑い日が続いておりますが、皆様におかれましては、如何お過ごしでしょうか?

近年の梅雨末期は、全国各地で大雨による災害が起こっています。今年の7月の雨量も予報では例年よりやや多めとの予報も出ています。大きな災害が起きることの無いよう祈ると共に、万全の備えをしていきたいものです。

さて、災害も含め自然環境が大きく変化してきております。それに伴い、新聞等でも報道があった通り、保険の引き受けルールも大きく変わりそうです。皆様に少しでも不利なくご契約頂けるよう丁寧にご案内して参ります。

今年はこの7月を無事に乗り切って、気持ちの良い夏を迎えたいですね。我らがカープも何とかAクラス争いを続けてくれています。私達もこのジメジメに負けず活動して参ります。皆様、くれぐれもご安全にお過ごしください。今月もどうぞよろしくお願い申し上げます!!

今月のTOPIC

「前立腺がん」について

今回は男性にしかない前立腺の「がん」についてです。

前立腺は、栗の実ほどの小さな臓器で、中を尿道が通っており、膀胱の下にあります。「前立腺がん」は男性の罹患者数第1位です。罹患者数に対して、死亡者数は少なく、5年生存率は99.1%という非常に高い数値です。従って、早期発見と早期治療で効果を十分に得られる「がん」であり、検査も比較的簡便です。

●症状・・・初期症状はほとんどなく、進行してくると頻尿・排尿障害などの症状が出てくることがあります。しかしながら、症状が前立腺肥大症と類似しており、診断が難しいため、速やかな受診をお勧めします。

●検査・・・腫瘍マーカーであるPSAが早期発見の重要な役割を担っています。高値を示すと前立腺炎と「がん」の判別のため直腸診やエコー検査・MRI検査生検などを行います。これらの検査で、腫瘤が見つかれば生検術を行います。

●治療・・・他臓器と同様に、手術・化学療法・放射線療法が基本です。しかし、化学療法は抗がん剤治療も行いますが、多くの場合はホルモン剤による内分泌療法が特徴的です。また、治療の選択肢も豊富で陽子線や重粒子線を使った外照射療法との相性も良いといわれています。その他では、小線源療法もあり、術後の副作用が少ない治療も選択可能です。

とにかく、罹患者も多いですが、予後の良い「がん」だけに、早期発見に努めたいものです。「最近、尿の出が悪くなった」「残尿感が残る」「頻繁に尿意を覚える」などの自覚症状があれば、早めに受診する事をお勧めします。