AIRE通信Vol.69

~安心の先へ、もっと役立つ~

ジメジメとした梅雨が明けたとたんに、照り付けるような太陽に熱中症アラート、異常な猛暑で身の危険すら叫ばれる毎日ですが、AIREを支えて下さる皆様に於かれましては、熱中症になることもなく、元気にお過ごしの事と存じます。

先月の通信で、近年の梅雨末期の災害発生に触れましたが、やはり今年も九州や東北地方で災害が発生しました。広島でも警戒度が高まる局面はありましたが、大きな被害となる事なく、ホッとしました。しかしながら、ここ最近の天候には油断することなく、秋の台風シーズンに臨んでいきたいですね。

そんな異常気象の中、我らがカープは首位争いと快進撃です。(カープファンでない方・野球に興味なない方ごめんなさい)何だか広島の街もこの話題で持ちきりです。新井監督も勝負の8月と言われていますが、楽しみですね。

コロナが増えているとの報道もあり、やや気にかかるところですが、暑い・熱い夏となりそうです。私たちAIREのメンバーも暑さに負けず、元気に活動して参ります。皆様もどうか水分補給を怠らず、この暑さを無事に乗り切っていきましょう!今月も宜しくお願い申し上げます!!

今月のTOPIC

「手術の進歩」の対応

2018年の診療報酬改定で、有効性・安全性を有するロボット支援下での内視鏡手術が保険適応となりました。入院短期化の大きな原因は、目覚ましい「手術の進歩」です。

今から30年~40年前は、開腹・開胸が一般的で傷口も大きく、入院は長期でした。近年は腹腔鏡・胸腔鏡で傷口は小さくなり、入院も短くなりました。今後はロボット手術で、さらに傷口が小さく、入院日数が短くなることが予想されます。従って、ますます入院は短期と長期の二極化が進んでいくと思われます。

手術支援ロボットと言えば、ダヴィンチが有名ですが、国内のメーカーも追随しており、Hinotori・Saroa・ANSUR等が発売されています。これらは2020年5Gの普及で、より超高速・超低遅延でロボットが操作しやすくなっていることも追い風となっています。価格や維持費も改良されており、ロボット支援下での手術がますます身近になることが予想されます。

これらの事を考えると、退院後の治療対応が重要となります。例えば、非常に身近ながんの治療を例に、ザックリ平均費用は…

1年以内=健保内治療費63.6万・通院12万・雑費(サプリメント等)24万

2年~3年以内=健保内治療費105.6万・通院12万・雑費48万

合計すると、約300万のお金が、入院以外に必要となります。

「手術が進歩」して、体の負担は減り、治療が入院から通院へ変わっていく実態を整理してみると、通院治療の備えも大切ですね。